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小さな村の○学校教諭はたいへんだ。さまざまな学年のすべての教科をひとりで受け持つのだから、たとえ次の授業が苦手なサッカーであったとしても、やらないというわけにはいかない。
そんなわけでひとりサッカーの練習をしているのだが、ふいに力が入り強く蹴ったボールをぶつけて積みあげられた石を崩してしまった。しまった、記念碑か何かだろうか。「その祠、壊しちゃったの!?」
「…えっ?」どこからか現れた用務員の牧村が言うにはこれは恐ろしいものを封じていた祠で、このままではナニかにとり憑かれて大変なことをしでかしてしまうらしい。そんな!
うろたえる自分をなだめる牧村にうながされるまま、そのナニかをどうにか追い払うため訪れた用務員室でその身を彼にゆだねるのだが―。