

ある日所長から声がかかった。
「君は学生で結構お金に困ってるんじゃないかい?」
「はい、仕送りもらってるんですけど、それだけじゃ足らなくて、いつも金欠です」
「そうですか、それならいいバイトがあるんですけど、やってみないかい?」
「どんなバイトですか?」
「それは誰でもできるもんじゃなくて、まぁ君みたいなボディービルダーにしか依頼の来ないバイトなんだけれどもね。実は金持ちが集まる秘密の倶楽部があってね。ルーレットとかポーカーとか、まぁ様々なギャンブルができる秘密の倶楽部があるんだけれども、そこでルーレットやポーカのカードを配ったりするディーラーという役目の者は首と手首に蝶ネクタイとカラーをつける以外は、完全に全裸状態でお客様を接待する倶楽部なんだよ」
「そんなクラブがあるんですか?」
「お客さんは皆超一流の会社の社長さん達で、お金持ちしか来てないから、全員の人がきちっとしたスーツで来ているんだけれど、担当するボーイは全員全裸なんだ、そういうみんながちゃんとしたスーツを着ている中でディーラーやボーイだけが全裸で接待すると言うシチュエーションが、お金持ち達は好きなんだろうね。結構良い時給もくれるから、もしお金に困っているんだったら紹介するけど」
自分はもうすでに周りの人が服を着ていて、自分だけが全裸の状態に妙に興奮する体質になってしまっていたので、このアルバイトは願ったり叶ったりだった。いつの間にか俺の体はそういう体になってしまっていたのだった。
「はい、もちろんお金に困っているので、是非やらせてください」
「そうか、ただ形式としては全裸で働くんだけれども、位置づけとしては全裸の○○的な位置づけでもあるわけで、お客様が命令された事は絶対服従なんだけども、それはできるか」
「それは具体的にはどんなことですか?」
「まぁディーラーの担当時間以外はボーイとしてお酒を運んだりするのだけれども、例えばお客さんがポーカーをやりながらチ●コをしゃぶれと言われたらずっとチ●コをしゃぶってなきゃいけないし、ケツを掘らせろと言われたらケツを掘られるし……」
「ケツを掘りながらポーカするんですか、その人は」
「そういうのが好きな人もいるんだよ」
「でも周りの人がそれを見てますよね」
「もちろん他の人もボーイがフェラチオしたり、ケツ掘られてるところを見ながらポーカーを楽しむということなんだよね。ただこの接待は相当いいチップをくれるから、時給以外にも実入りはいいと思うよ」
もうすでに、皆が服を着ている中で、自分だけが全裸になってひどい目に合うということが、ボディービルクラブの撮影会の中で養われていたので、その秘密倶楽部でも、きっと自分はそういうことをやるのは快楽になると思ったので、ある種のMとしてのささやかな期待もあったので、所長に、
「大丈夫です。やれます」
と応えた。
「そうですか。よかったです。ただ会場には美しく着飾った女性も来てますし、ディーラーの中にはガールズと言われて、男性と同じように全裸で接待するグラマーの女性たちもいますけれど、女たちがいる前でもそういう行為ができますか?」
「もちろん、自分はもともと女好きですし、女が見ていればもっと興奮すると思いますので、全然大丈夫です。むしろ女がいるのは嬉しいです」
「そうですか。それはよかった。では、次の土曜日の夜、早速会合がありますので、参加するように先方に伝えておくので、あけといてくださいね」
「はい、わかりました」◆挿絵8枚入り
◆使用AIソフト名「seaart」





