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故郷はド田舎。オレは高校3年生という受験生の夏を、その故郷で過ごすのは最後かもしれないと思いながらも惰性で過ごしてた。
故郷は少子高齢化の進む九州の田舎街。
生家のそばには海岸があった、ただし遊泳禁止区域で人が少ない。
そこでオレは、きわどい競泳水着だけを身に着けて日焼けをしていた。
意味などあるかというと、たいした理由はない。ただ本能的になにかの出会いを感じていたように思う。
だけど最後は、オレも彼も予想していなかった結末となる。※本文は16,000文字ほどです。
※九州弁キャラがいますが自信がありません。気になる方は注意してください。
※本作はハッピーエンドではない感じです。ご注意。
主な登場人物
「外丸 景輔(とまる けいすけ)」 都内の進学校に通う。自覚的なゲイ。帰宅部だがスポーツクラブで身体を鍛えるなどしていて、大学進学後のひとり暮らしと自由恋愛を渇望している。
「瀬立 隆弘(せりゅう たかひろ)」 主人公と故郷が同じ宮崎県である。大学は東京の有名大学だったがなぜか故郷に戻ってきた。ゴツい体格の割にはとても器用で、シルバーアクセサリーの販売で生計を立てている。
「伯父と伯母」 九州は宮崎県に住まう、ケイスケの母方の親戚。とてもやさしくて「ケイスケ」の心の救いである。