
相手がゲイだってわかっててルームシェアを申し込むノンケがいるとは思わなかったぜ、っていう話。
T大学一年、法学部の柴田 謙弥(しばた けんや)は、実家がわりと裕福なほうで、大学そばにある新築アパート、屋上の角部屋に住んでいる。
しかしある日、同アパートでの飲み仲間だったT大学一年経済学部の三浪 龍人(みなみ りゅうと)にルームシェアを申し込まれた。大学では同学年とはいえ、三年間の浪人生活を過ごしている三浪との年齢差は三年。しかもノンケということもあり戸惑う柴田だったが、押しの弱い柴田は結局のところ、気づけば三浪と「ルームシェア」することになっていた。
柴田は、見た目が男女問わず「犬っぽく」見えるらしく「シバケン」というアダ名で呼ばれている犬系男子である。
今後がどうなるかは、本人たちにすらもまったく見えていなかったのだが、しかし……あれ⁉※横書きのゴシックフォント版と縦書きの明朝フォント版が入っています。
※本文は25000文字ほどです。いつもよりテキスト量が多いので少しだけ値上げしています。
登場人物紹介
柴田 謙弥(しばた けんや):T大学法学部の一年生。つまり現役で合格しているので意外と頭はいい。高校からの水泳部を続けている。身長低めで愛想が良く、犬系男子の代表格として愛されている。
三浪 龍人(みなみ りゅうと):T大学法学部の一年生、ただし三年間の浪人期間がある。かなりの巨躯、長身で瞳の色もグレイ、北欧ノルウェーのクォーター。見た目通りの体育会系パワーファイター。
ストーリー紹介:章構成
「プロローグ」:入学までに三年間の浪人生活を過ごしている同級生からルームシェアの依頼を受けるシバケン。
「第一章 ルームシェアの開始。」:ノンケとゲイの奇妙なルームシェアの開始。
「第二章 ルームシェアの弊害。」:ノンケの行動に翻弄されるシバケンの話。
「第三章 ルームシェアの発展。」:シバケンはついにルームシェアの住人、リュウトに告白してしまう。
「第四章 ルームシェアの本番。」:シバケンはルームシェアの住人、リュウトに手を出してしまう。
「第五章 ルームシェアの進化。」:シバケンはリュウトとヤッてしまう。ただしこの時点では軽い。
「第六章 ルームシェアの深化。」:シバケンはリュウトとガチでヤッてしまう。
「第七章 ルームシェアの転変。」:シバケンはリュウトと謎のコスプレをする
「第八章 ルームシェアの着地点。」:シバケンとリュウトの本番エロ。
「エピローグ」:シバケンとリュウトの関係性はアパート内で広まってしまう。