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支配が解けたなら

DLsite.comSM同人

メーカー辺菜トリ
再生デバイスパソコン, iPhone/iPad, Android
サークル/監督ヘンなトリの集会
ジャンルノベル
形式PDF
関連作品

「男に支配されないと、生きられないんだ。浅ましいだろう」
果たされない復讐、捨てられない過去。

王都の下町で、若い医者のロワンは小さな診療所を営みながら妹と暮らしている。しかし今まさに革命が起きている中で、革命軍の拘束から脱出した重傷の騎士が転がり込んで来た。ロワンはそれを見捨てる事が出来ず渋々彼の治療を始めるが、『法廷の猟犬』と恐れられていたその騎士アルドランは、親を無実の罪で法廷に殺されたロワンにとっては仇も同然。復讐心を抑え、衝突しながらもロワンは彼を少しずつ知っていき、アルドランが実は裁判長に拾われた平民の子で心身共に捧げてきたという過去に最悪の形で触れてしまう。
革命が進む中でも主と再開するべくボロボロの状態で診療所を抜け出したアルドランを待っていたのは、残酷な現実だった。そこに裁判長の息子で、アルドランへ複雑な執着心を抱いたノクスも現れて…?裏切りと喪失の中で絶望した騎士と、彼を忘れることの出来ないロワンは再び巡り合い、革命の変化と向き合う。
権力者の道具として生きてきた騎士と、平民の苦しみを知る若い医者は、心を通わせることが出来るのか。

本文205 P、約100,050字
ストーリーメイン、R18濡れ場有り

メインカップルは年下攻めのロワンと襲い受けのアルドランですが、受けが他の男に抱かれるシーンが含まれます。
受けが身体的にも心理的にも可愛そうな目に遭う場面も。親子丼要素も。
革命が起きている設定上処刑のシーンがありますが、短いです。
全体的に暗めですが最後は明るい。
人物紹介
アルドラン (受け)
『法廷の猟犬』と恐れられている騎士隊長。複雑な生い立ちを背景に持ち、裁判長であり伯爵でもある主に絶対的な忠誠を誓って、貴族が牛耳る法廷の為に罪人を追う。無表情で冷たいが実は生真面目で責任感が強く、房事となると豹変することも。貴族の力の一つとして革命軍に捕まり、多数の怪我を負った状態でロワンと出会うが、裁判長の安否を懸念している。
ロワン (攻め)
下町で小さな診療所を営む若い医者。貴族のせいで子供の頃両親を失い、幼い妹の面倒を見ながらなんとか自分の家を持てるまで頑張ってきた。貴族と法廷を恨んでいて、怒ると口調が荒くなるが、若い割には冷静な青年。昔自分の親を偽りの裁判へと連行したアルドランを治療することになるなんて酷い皮肉だと思っているが、少しづつ彼を知っていく中で心境の変化が起こる。