
熱い夜
タケルの熱が、ゆっくりとレンの奥深くまで押し寄せる。 その瞬間、全身が震え、指先から足先まで痺れるような感覚が走った。 「……っ、はぁ……タケルくん……」 小さな声で名前を呼ぶと、耳元で短く笑う息が触れた。
最初は慎重に、浅く押し込む。レンの表情や呼吸の速さを確かめるように、腰の動きは一定のリズムを保っていた。 だが、徐々にそのリズムが深く、強く変わっていく。 肌と肌がぶつかり合うたびに、湿った音が部屋に満ち、ベッドが小さく軋んだ。
レンはシーツをぎゅっと握り、背中を反らせる。 タケルの腕がその腰をしっかりと支え、引き寄せるようにして奥まで満たしてくる。 「……気持ちいい?」 低い声が胸元に落ち、同時に舌が胸の先端を捉えた。熱と甘い痛みが混ざり、声を堪えることができない。
「……あ、っ……うん……もっと……」 その言葉に、タケルの動きが一段と激しくなる。15000文字程度でサクッと読めます。
表紙・挿絵イラストと文章校正の一部にAIを使用しています。