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作品紹介
誰にも言えない秘密を抱えて生きてきた。男として生まれ、男として育ち、男として社会に立っている。けれど股の間には、あるはずのないものがある。──カントボーイ。その身体の秘密を、二十四年間、誰にも知られずに守り抜いてきた。
廃坑ツアーに参加したのは、ただの気まぐれだった。
暗い坑道の奥で、ガイドの剣持にその秘密を暴かれるまでは。
携帯は圏外。道は分からない。唯一の光源は、目の前の男の額に灯るヘッドライトだけ。逃げ場のない暗闘の底で、岩盤を削り続けてきた無骨な指が、誰にも触れさせたことのない場所をこじ開けていく。
「鉱脈を掘り当てるのと同じだ」
鉱夫の手は、硬い。荒い。指紋の一本一本が粘膜に食い込み、身体の奥に眠っていた快楽の鉱脈を、容赦なく暴き出す。
坑道が反響させるのは、水滴の音だけではない。自分の喘ぎ声が四方の壁を跳ね返り、まるで何人もの自分が同時に犯されているように降り注ぐ。
逃げられない。抗えない。そして何より──自分の身体が、拒んでいない。
廃坑の闇と静寂が生む究極の密室シチュエーション。元鉱夫の圧倒的なフィジカルと、カントボーイの未開発の身体が交わるとき、理性は坑道の最深部に置き去りにされる。反響する水音、反響する嬌声、反響する快楽──すべてが増幅される地下世界で、身体ごと「掘られる」背徳の物語。
























