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「けどもう、きっとユキちゃんは僕がいなくちゃ生きられないんだ」
「お前は美しい。この世で一番かわいい俺の宝物さ。お前は俺だけのものだ」
「どこへ行く の、先生、せんせい、せんせい……」
「お母さんはどこへ行ったの? いつ、帰ってくるの?」
次第に鮮明になる過去の風景は、いたましく、切なく、それでも かすかに甘かった。
「偽りを暴いてぶち壊してやる」
「痛ッ……や、め、て……」
「気持ちいいの好きだろ」
「僕、もうダメだ……お父さんごめん。……純ちゃ ん、まあ君、猪瀬……先生……誰か、助けて」
裕と純也の淫虐の地獄はエスカレートし、幼い心と体を容赦なく傷つけていく。そしてひそかに奏でられはじめた、御堂崩壊の序曲。それを知ってか知らずか、清家と涌坂の狂気はいよいよ最後の暴走を開始する。
純也、裕、将大、そして亮平。夜を徹した地獄の四重奏、 最終楽章が、ついに始まる。少年達の悪夢の目覚める朝は、訪れるのか?大河的な長編ショタ小説、全四巻の3。同人誌版をPDF化。全編一括購入なら、大幅割引のセット版あり。
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