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『家建て』妄想シリーズ第三話。
『妄想レクイエム』から半年後――。
現実世界に戻った「俺」の元に、ゲーム『家建て』の攻略キャラ・杉宮武から一通のメールが届く。それがきっかけで「俺」と武はメル友になるが、「俺」が軽い気持ちで送ったメールが原因で、武との関係が気まずくなってしまう。
武との関係を修復すべく「俺」は、かつて武が巻き込まれたある事件について調べるが、その際に、武たちが当時苛烈な報道被害に遭っていたことを知った「俺」は自分の軽率さを恥じ、武や『家建て』メンバーとの関係を絶つことを決心する。それから半年後、「俺」のケータイに久しぶりに武から連絡が来た。
武と、武の父親の修さんが翌日拘置所に出向き、事件を引き起こした「彼」と対決をするという。『俺は、今度こそオヤジを守りたい。――オヤジには、俺の助けが必要なんだ』
電話越しの武の声には、強い決意がにじんでいた。
『家建て』の某エンディングをベースにした妄想（二次創作）小説です。完全ネタバレですので、同ゲームをコンプリートなさってからご覧になることをお勧めします。
『家建て』ネタバレBBSに掲載させていただいた内容に、「妄想（作品）解説」、現実世界のユーザー「僕」を主人公にしたショートショート、「『家建て』メンバー・勝手にキャラクター考察」を追加。今回は林千蔵さんにスポットを当て、ご本人？ との妄想トークも交えつつ、勝手に考察していきます。
なお、千蔵さんと朝ドラ話で大いに盛り上がったため、「勝手にキャラクター考察」はいつもよりもちょっと長めです。●この作品内に登場する設定はすべて妄想であり、『家建て』本編の公式設定とは一切関係ありません。また、内容はすべてフィクションです。