

クリスマスイブ。
多くのカップルたちが、お互いの愛を確かめ合い
ほんのひとときの幸せな時間を過ごす夜。はじまりは、そんな聖なる夜におきた。
これから幸せの時間を共有するはずであった
彼女との突然の別れ。部屋に残された、彼女の服。
本当に小さな衝動でしかなかった。
それまで、こんな事は考えもしなかったし、
考えても、ちょっとした軽い考えのはずだった。
ずっとそのはずだった。「この服を着てみたい…」
しかし、それだけでは衝動はおさまらなかった。
「この服を着て、外に出てみたい」
「もっと似合う服がほしい」
「もっと綺麗になりたい」あふれてくる自分の中の少女のこころ。
社会に認められないがための苦しみ。人々の冷たい視線が
少女のこころを男と女の間で揺れ動かす。「もっと綺麗になればいいの?」
※本作は過去にパッケージ販売していたものと同一内容です。