
関連作品

成人向けライトファンタジー小説、裏お気楽ファンタジー第32話を収録。
コミックマーケット81で頒布させていただきました。
獣人キャラが登場するケモショタ、ケモホモ小説です。裏お気楽ファンタジー第32話
「獣と竜の終わりの始まり」
初秋のとある夜。狼の王が治めるヴィーザブ王国の第二王子クロは、犬の民の王宮魔導士ルーイに王宮の中庭へ呼び出した。大好きなルーイを悲しそうな目で見つめ、尻尾を垂らし耳を伏せてお別れの言葉を口にするクロ。幼い狼の王子でありながら、半分は神竜の血を引くクロは母である神竜カルマのいいつけで、竜の国へ帰らなければいけなくなってしまったのだ。竜の国は獣族では簡単に行き来できるものではない。しばらくヴィーザブ王国には戻ってくる事は出来ないだろう。
クロはせめて今夜だけは大好きな少年と共にすごそうと、中庭にある東屋でルーイと語らう。ルーイとひとしきりの愛を確かめあった後、翌朝早朝に旅立っていくクロ。その後二匹は獣族と竜族だけでなく、大陸中の国々を巻き込んだ動乱に翻弄されていくのだった。