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成人向けライトファンタジー小説、裏お気楽ファンタジー第33話を収録。
コミックマーケット82で頒布させていただきました。
獣人キャラが登場するケモショタ、ケモホモ小説です。
狼の王が国民の前で辱められたり、犬の少年が兵士達の慰み者になったり、発情した虎の兵士長が狼の王子や虎の少年を食べてしまったりします。裏お気楽ファンタジー第33話
「獣の王の失脚と逃亡」
晩秋のとある日。狼の王が治めるヴィーザブ王国に竜族の使節団が飛来する。使節団は前王と交わされた、王国の用地借用の契約を更新するためにやってきたのだ。元々竜達の物だった大陸、獣族達はいざこざが起きぬ様に土地を借用するという形で国を作った。今年はちょうど更新の年だったのだ。
しかし竜族の使節団が提示した更新料は、一国でも支払うのは不可能なほどの莫大な金額だった。前王と交わされた契約書によれば、使用料が払えないのならば王権を竜族に渡さなければならない。かといって国家予算の何十年分にも相当する金額を支払うことの出来ない狼王のガルフは、断腸の思いで王権を竜族に引き渡す。
そして、ヴィーザブ王国の新王として竜の使節団が連れてきたのは、竜族の長カルマとガルフの間に生まれた狼の少年、クロだった。獣達に対する竜族の支配が始まる……。