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成人向けライトファンタジー小説、裏お気楽ファンタジー第34話を収録。
コミックマーケット83で頒布させていただきました。獣人キャラが登場するケモショタ、ケモホモ小説です。
犬の少年と狼の少年が慰め合ったり、大虎の兵士と白虎の少年がじゃれ合ったり、兎の青年が大虎と仔虎に食べられてしまったり、○淫薬の実験台になった犬の少年が狼の祖父と孫にイタズラされてしまったり……外にも獅子の親子や黒狼の少年が登場したりと、シリーズ最大のボリューム回となっています。裏お気楽ファンタジー第33話
「獣の王の失脚と逃亡」
晩秋のとある日。狼の王ガルフが治めるヴィーザブ王国は、竜族の侵略により混乱を極めていた。王宮を追われたラウルフ王子と仔犬の魔導士のルーイ達は、王都にあるアパートの一室に身を寄せた。
その日の深夜、ラウルフはアパートの寝室で鳴き声を漏らしていた。城を抜け出す時に追っ手を攪乱するため、ルーイが作った薬で小さい姿になったラウルフ。悲しげな鳴き声を上げるラウルフを、ルーイが小さな狼の身体を抱きしめて癒す。
深夜だというのに寝室の窓の外からは、混乱した王都の喧噪が聞こえてくる。少年の身体を寄せ合って慰め合い、元気を取り戻したラウルフはヴィーザブ王国第一王子としての決断を下す。獣達の反撃が始まる！？