

100円で読める、6050字のSSです。
ファ○○○○○○ジー13のホ○プくんが、ラ○トさんの前で尿意を催してしまいます。
序盤のオ○○ン撃破後のお話です。~サンプル~
「ホ○プ、どうした? やけに遅れているようだが」
いつの間にか立ち止まっていたラ○ト○○○が、切れ長の目でこちらを見下ろしているのに気付いてぎょっとなる。
「すみません、ラ○トさん……」
「もう少し進まないと、ここは危険なんだ。できれば休ませてやりたいのだが……」
自分をお荷物と言わず、労りの言葉をかけてくれる彼女に、胸がいっぱいになる。立ち止まったままそわそわと靴のかかとだけをせわしなく動かしながら、ホ○プはできるだけ明るい表情を作った。
「いえ、大丈夫ですから……」
自分を労ってくれるラ○ト○○○を立ち止まらせる言葉が、そのような恥ずかしい欲求のことであってはならない。少年はそう思わざるを得なかった。
「無理はするな」
そう言いながらもためらいなく前を突き進む彼女を、ホ○プはちょっぴり内股になりながら追いかける。
走ると、耐えていたものが溢れ出そうになる。それでもただ立ち止まっているよりは、いくらかましかも知れなかった。じっとしていると、全身の毛穴が開きそうな感覚が不規則にやって来て、その波をこらえるのがひどく苦しい。
(あと、少し……)
そんな根拠はどこにもないのに、少年は勝手な希望にすがらざるを得なかった。だいぶ前に飲んだポーションが効いているのだろう、いくら気を紛らわそうとしても、もうそれは無視できない状態に差しかかってきている。
(我慢、しないと……)
もう少し進めば、安全な所へ出られるはずだ。そうすれば、ホ○プが「ちょっと」、などと曖昧な言葉でラ○ト○○○の目から一時的に逃れることも可能だろう。それまでの辛抱だ。
~サンプル~