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成人向けライトファンタジー小説、裏お気楽ファンタジー第35話を収録。
各シーンに挿絵が添えられております。
コミックマーケット84で頒布させていただきました。獣人キャラが登場するケモショタ、ケモホモ小説です。
狼の少年が親の前で獅子の男から辱めを受けたり
発情した獅子の王子が仔犬の魔導士と狼の王子を食べてしまったり
狼の少年が衆人環視の中で仔犬の魔導士と一つになったり
狼の王子と獅子の少年、それに仔犬の魔導士が南の島で欲望のままの生活を送ったり
数十年後の成長したキャラ達が登場したり……
そのほか盛りだくさんな内容でお送りします。
長い間続いてきた裏お気シリーズの一区切りのお話になっています。裏お気楽ファンタジー第35話
「獣と竜の終わりの終わり」
初冬のある日。竜族の長である神竜カルマに反旗を翻した、赤竜の雷神と白竜の風神。神竜の一人息子である狼の少年クロを人質に取り、獣達の王国を手中に収める。クロを解放する代わりに雷神達がカルマに要求したのは、竜族が収める大陸全てと、神竜という地位そのものだった。神竜の地位を雷神に渡せば、大陸中が混乱に陥るのは目に見えている。しかしカルマは、最愛の息子であるクロを失いたく無かった。
そこで決別した獣達に涙ながらに謝罪し、獣達の協力を願うカルマ。息子を思う母の姿に心を打たれた獣達は、自ら協力を申し出る。クロを助ける為にカルマと共に起ち上がった獣達。今、雷神達と獣達の戦いが始まる。