

開けてしまった扉の代償はあまりにも大きかった。
「私のこと、好きだったの…?」
郁人は義理の姉でありながら奏に想いを寄せていた。
「俺の我慢の上に成り立っている平穏なんだよ!!」
むき出しにされた郁人の欲望を拒絶することしかできなかった奏。
心地良いまどろみの時は終わりを告げ、程なく郁人は奏の前から姿を消した。
姿を消して思い知らされる、郁人が自分にとってどれほど大きな存在だったのか −−−−−−
そして…奏は自分の気持ちに戸惑いながらも郁人を探し求め、新たな扉に手をかける。
《あの夢》の中で、開かれることを信じて…●データ特典:オリジナルドラマCD 『ひとりじめ☆ジェラシースイーツ~智臣と千紘の場合~』