

成人向けライトファンタジー小説、新お気楽ファンタジー第2話を収録。
小説の各シーンに挿絵が添えられております。
コミックマーケット86で頒布させていただきました。新お気楽ファンタジー第二話は、白犬の騎士クロードが主人公。
真面目でイケワンな犬騎士クロードが、王家の面々に振り回されるお話です。とある春の日。クロードの吠える声が、狼王が治めるヴィーザブ王宮に響く。サーベル片手のクロードは怒り心頭の様子で、なぜか裸で逃げ回る仔犬魔導士のルーイを追い回していた。
イタズラ盛りのルーイがクロードを怒らせるのはいつもの事で、もはや王家では日常の風景となっていた。しかもいつも年下のルーイがあしらわれてしまうので、クロードの怒りは募るばかりだった。
サーベルを振り上げるクロードに、ルーイはお返しとばかりに火球を放つ。しかし、運悪く暴発してしまった魔法は、偶然通りがかった狼王子のラウルフをも巻き込んでしまう。大爆発を起こした魔法の炎で騒ぎになるが、それもまたいつもの王宮の日常風景だった。
その夜。クロードとルーイは、ラウルフに呼び出される。昼間の騒ぎで暴発した魔法はラウルフの衣服を燃やし、同時に彼の大切な物を灰にしてしまったのだ。
今日ばかりは許さないと牙を剥くラウルフ。彼らが灰にしてしまったのは、彼がやっとの事で入手した高級娼館の特別優待券だった。灰になった券を身体で返せと、ラウルフは不敵な笑みを浮かべる。というわけで、クロードがルーイと共に仕置きをされたり、
冒険者ギルドのエッチな計画にクロードとルーイ、虎兵士のガトーまでが巻き込まれたり、
猪王率いる盗賊団にクロードとラウルフがさらわれたり、
クロードとルーイが男娼館で狼っ仔の娼夫に衆人環視プレイされちゃったり、
白犬のクロードが苦労と快楽を味わうお話です。