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丸い体をした中村は、我が柔道部の一年後輩であり、俺の身の回りの世話をしている。体の割にせかせかと機敏にこなすこの出来る後輩の存在の大きさが日に日に増してゆく。
何に対しても「はい」と答える。嫌な顔も躊躇もない。
そんな後輩を見ていると、段々と心がムズムズしてくる。こいつの歯向かう姿を見てみたい……。
こいつの「嫌です」という言葉を聞いてみたい……。その欲望が増してゆき、何に対しても「出来ません」と言わない中村に、俺は最悪の行為を要求する。
「じゃあ、しゃぶってみろ」
『デブを敬うためのサイト』に掲載した小説をデジタル化。
《仕様》
A5、 約27,500文字