

ゲイ官能SM小説を二本とゲイ官能小説短編集を収録。
『刺青』
担任教師と見知らぬ男二人に拉致され○○○された過去を持つ主人公。
事件から十年が経ち、恋人もできてすっかり立ち直ったつもりでいたが、教師に○されながら刻まれた刺青の痕に不思議な執着を覚えている。「これは印なんだろ? お前がマゾだって印だ」
過去に追いかけられる主人公の苦悩と官能を描く。
ゲイ官能SM小説。
初出『Super SM-Z』(もしかしたら『ジーメン』だったかも)。誌面掲載時のタイトルとちがっている可能性があります。
ご注意ください。『義兄』
同じ屋根の下に暮らす姉の夫。
家業を継ぐため婿養子に入った義兄との禁断の関係が描かれる。ゲイ官能小説。
初出『ジーメン』(『SM-Z』だったかもしれません)。
『ノンケ男たちの性(短編集)』
ノンケ男たちに焦点を当てた短編を四本まとめました。
描かれるのはノンケ男たちですが、内容はゲイ官能小説です。
書き下ろし作品。『銀行の高橋さん』
二十代の主人公が中年の銀行員高橋さんに性的な視線を注ぐ物語。
高橋さんはチビ・デブ・ハゲの三拍子そろった、ノンケ世界では好かれない見た目の男。しかし面倒見がよく、頼りになる男。若い主人公は高橋さんに惹かれていき、性的な妄想を抱く。
ハンサムな若い男がおじさんの匂いに夢中なコミカル短編小説。『一定の割合の既婚男性が車で自慰を済ませているという事実』
四十代の妻子持ち男は妻から性生活を拒否されて車で自慰を済ませている。
暗い農道でいつもどおり事に及んでいると車の外に人影が……。
スリラー官能短編。『ち○ぽ酒』
大学の部活動で仲のよかった先輩と後輩。
悪酔いした先輩は罰ゲームとして自分のち○ぽをつけた酒を後輩に飲めと強要してしまう。
男同士の友情物語。(ホノボノ)『ソープランドで説教するおっさん』
風俗遊びが好きなおっさんの重ちゃんはノンケだがアヌスが感じる。
馴染みの風俗嬢ミヨちゃんに説教をしながらも前立腺マッサージをせがんでしまう。
馬券売り場でたまたまミヨちゃんに出くわして声をかけるが、ミヨちゃんは男連れで……。
ソープランドに通いながら風俗嬢に説教をするようなおっさんは一般的にうざいと思われているが、そんなおっさんが敏感アヌスの持ち主なら?というコンセプト小説。