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ヤクザに脅されてゲイの風俗で働くことになった話
俺の人生は、ある日終わりを迎えた。
突然現れた男によって簡単に、とても簡単に。
あなたは想像したことがあるだろうか、いつもの日常を突然奪われる痛みを。
信じていた一日が、突然消えてしまう痛みを。
人はみんな人生という、不安定な乗り物に乗っている。
これは、一人の例外もない事実だ。
君は自分がどれだけ危険な乗り物に乗っているか、自覚があるかな?
人はちょっとしたきっかけで、そこから滑り落ちていくんだ。
道端の石につまづくような、本当に些細なきっかけで。
そして、一度滑り落ちたら、ただ岩山を転がり落ちていく。ガラガラとゴロゴロと止まることなく落ちていく。
底に着く頃には、もう重症でボロボロだ。
自分がいたところを見上げてみると、とても登れそうにない。
人はそこで、初めて絶望を知るんだ。
もちろん。あの頃の俺も、その痛みを知らなかった。
日常の気楽さに酔いしれて。まったく知ろうとしなかったんだ。
知らず知らずのうちに安心していたから。
でも、安心するべきではなかった……。
あなたも気を付けた方がいい。
これは、そういうお話だから。ヤクザ(真珠入り)×ノンケ大学生
※暴力的な表現があります。
約1万6千字
50ページ
A5版
PDF形式
挿絵はありません
文字サイズはスマホで読みやすい大きさにしています。