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戦場を離れ中原の大国、斎国の交易都市、彩紫江でしばしの休息をとる
ラウバとシドゲルドの前に、奇妙な風体の青年があらわれる。
「まさか―――――お前――――――シェザ?」
因縁の過去からあらわれたその青年を見て動揺を隠せないラウバ。
シェザと呼ばれた金色の瞳の青年は、首狩りの蛮族と恐れられた
ガルダラ族の英雄、ヒジャウの恐るべき野望について語る。
歴史の闇に葬られたガルダラ族の真実、
斎国における傭兵とも言うべき『侠』たちの誇りと苦悩。
それらがぶつかり合い、たどり着く先にラウバとシドゲルドは何を見るのか。
そして、飄々とした顔であらわれた「兎」の真の目的とは――――――戦場に生きる男たちの生き様を描くファンタジー巨編、第二弾。
※この作品は男性同士の同性愛表現を含みます。苦手な方はご注意ください。