

伝説のゲイ雑誌『さぶ』誌で熱筆を揮った幻の作家・江島厚による、体育会野郎責め小説!
G-men236号に掲載された、単行本未収載のオムニバス短編小説作品を配信開始!
その夜、青年たちはその肉体を徹底的に酷使され、淫らに魂を燃え上がらせる。それはまるで、漆黒の空から堕ちる星のように…。
深夜に繰り広げられる様々な男たちの、5つの野郎責め短編オムニバス作品。
密室に囚われた青年、客に嬲られるウェイター、狙われたバイクライダー…etc.
「見てるだけじゃ、面白くありませんよ、こう云うのはね、いじくらなけりゃ」「だいぶ溜まってるからな。俺のは、えれえ濃いぜ、全部、飲むんだ」
男根拘束、汚れ下着、露出接客、飲尿、ベルト打ち、踏みつけ、飲精、肛門性交…etc. 責められ○される五人の青年たち、それぞれの痴態。
彼らが夜空に響かせる声は、悲鳴なのか喘ぎ声なのか。そしてその肉体から滴らせる液体は…。
『バイクが円陣を作って、一人の若者を取り囲む、若者の乗っていたバイクは、数メートル向こうに横倒しになっていた。若者の横顔が、ライトの中に浮かびあがる。はえかけのひげが、口元に薄い影となっている。
─わかってるだろうな? ─
黒皮のつなぎが、口を開く、若者はギクリと身震いする。
─みんな、お前の体が欲しいとよ─
まぶしさに、腕を額にかざし、若者は声の主を探す。しかし、それは無駄なことだ。何故なら、若者の肉体を欲しているのは、周囲を取り巻いている全員だから…。
─ サオが痛てぇ程、勃っちまってんだ─
─減るもんじゃねぇだろ? ケツ出しな、ケツ─
若者は、しなやかな体を、黒いつなぎで被っている。体の線が、あからさまだった。
─脱げよ、素っ裸になって 「入れてくれ!」って言ってみな─
もはや、若者に何が出来ただろう。一人、マシンを飛ばす若者を、彼らが取り囲んだことが、全ての始まりだ。』(本文より)