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「余の妖力を蓄えろ」「狐には触らせない」交互に現れる二つの人格──
捨て子の隼(しゅん)を拾った怜(れい)は、弟として大切に育ててきた。
しかし18歳のある夜、隼は狐として覚醒してしまう。
狐は榎(えのき)と名乗り、怜に自分と寝るよう脅す。
それは隼の体を狙った榎が仕組んだ、18年前の契約だった。隼の体を人質に、怜は縛り上げられ無理矢理抱かれてしまう。
一夜明け、隼もまた、狐の存在に気づき怜を自分だけのものにしようと迫る。
嫉妬し執着する隼。妖力を得た榎。
二つの人格に入れ替わり立ち替わり抱かれ続ける怜の運命は──⁈本編41P
登場人物
受:怜(れい)捨て子だった隼を拾い、
弟として育てる。
両親を亡くし、
隼と二人暮らし。
料理が得意。
攻:隼(しゅん)稲荷神社の御神木の下に
捨てられていた。
怜の弟として育つ。
好きな食べ物は卵焼き。
攻:榎(えのき)捨て子だった隼を
狐の子として育てようと
していたが、怜に譲る。
その代わり怜にに
なるよう迫る。
その正体は妖狐である。