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自分の才能の無さを認められないまま、時間だけが流れていく高校を卒業してから、まともに就職もできず部屋に引きこもって小説を書き続ける文禎(ふみさだ)。
精神的にも追い詰められ日常生活もままならない彼のもとに現れたのは、かつて「秘密」を共有しあった繭杜(まゆと)。
その溢れんばかりの優しさに恐怖さえ感じつつも、文禎の日常の中に繭杜はとろとろと流れ込んでいく。
死にたいけど死にきれない人と、晴らさずにはいられない恨みに燃える人の話です※電子書籍「桃果」下巻に収録されている書き下ろし「筆華の秘密」の後日談です