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関わることがないと思っていた高砂は、案外普通の男で……。
「それでは、校内アンケート、彼氏にしたい男ナンバーワンに選ばれました高砂洸君より、挨拶をしていただきましょう。高砂君、どうぞ」
穂澄彰人は、壇上に上がる高砂洸を見つめていた。
――確かにかっこいいけど……。
柔らかさそうな髪をかきあげて、すました顔で笑う高砂は、この高校の人気者だ。
高砂の周りにはいつも、カースト上位者が集まっている。
けれど、人気者は人気者で大変そうだ。
――俺とは別世界の人間だな。
同じクラスだけれど、話したこともないし、今後関わることはないだろう。
そう思っていたのに、高砂の違う一面を見てしまって……。無料サイトでリクエストを受け付けて書いたお話です。サイト掲載時のお話を加筆修正しました。
約22000字。
A5サイズ、縦書き、72ページ。横書き、84ページです。
縦横セットで入っているので、お好みの形式でお楽しみください♪