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黄金の鎖に繋がれた誇り――暴君の愛撫に抗う王国最後の王族
神々の加護を受けた王国・エルデンハイム。
祝宴の夜、隣国の王子カインは微笑みながら王族を皆殺しにし、玉座を奪った。
唯一生き残ったのは、王の私生児・セドリックであった。
誇り高く国を愛する騎士であった彼は、民を守るためにカインに膝を屈する。
だが、新たな支配者は剣や鎖ではなく、甘美な毒で彼を絡め取っていく。
屈辱に耐えるセドリックの心は次第に蝕まれ、カインの支配に抗う術がないことに気付いていく。
この鎖を引く手は暴君か、それとも運命か――。
崩れゆく誇りの果てに、セドリックは何を見るのか。※表紙イラストにAI生成の画像を使用しています。