
オリジナルBL小説。(ヤクザ×大学生)
《あらすじ》
バイト先で薬を飲まされ、お客に襲われそうになった澪を助けてくれた男は、店長も逆らわない相手だった。
その男に連れ出された澪は……。《一部抜粋》
「あっ、や、あぁッ……、あ――ッ」
指先で先端を刺激されると、それまで堪えていたものが一気に弾け飛ぶ。
「いい子だ……」
男は掌に放ってしまった澪を咎めることなく、その行為がまるで正しいことのように褒めた。
そして放たれた澪の精をそのままに、性器から手を放すことなく動かし続ける。
「あ……っ、んぁ…、は…ぅん……」
他人の手によって達かされてしまった澪の性器は、萎れることなく再び頭を擡げていた。
一度の解放で満足出来ない程に、体は未だ高ぶり続け、冷めない熱は澪を再び絶頂へと導いていく。
もうこれ以上は出ないのではないかと思うほどに何度も達かされても頭を擡げるそれは、薬の効果もあるだろうが、若さもあるのだろう。
数回の射精によって澪の性器だけでなく、自身の腹部や男の掌をべとべとにしていた。
それでもまだ熱を失わない性器を、男は躊躇いもなく口に含んだ。
初めての感覚に、思わず目を見開いた澪は、自分の股間に埋められている男の頭を凝視した。
「な、な……っ」
澪の驚きなど全く気にせず、男は口に含んだそれを丁寧に嘗め、根本から先端にかけて口を動かす。
掌での愛撫とは比べ物にならない感覚に、澪が男の頭へ手を伸ばした。
けれど阻止するには至らず、男の髪に指を絡めただけだった。
「あ……ッ、あ、あぁ、や……っ」
高揚し続ける体は従順だ。意思とは関係なく男の愛撫を求めて、腰が動く。まるでもっと、と請求しているかのようにも見える。