
国を想っているだけなのにーーー身勝手な女王の命令をきっかけに、若き忠臣は友人騎士によって乱されていく…
―――城の王座の間。女王に使える家臣や護衛の騎士たちが並んでいる。
朝会中に主人公であるこの国の宰相クリスは自由奔放な女王に忠言する。女王が支配する国。
ある日の王城での朝会。
国を想い意見を発したクリスは、国の最高権力者である女王の機嫌を損ねてしまう。そして、その罰としてその場で友人騎士エドワードと性交することを命じられてしまうのだった。
主な舞台背景:中世風の城の王座の間
登場人物紹介
【メインキャラ】
受け クリス・ウィスタリア(音声あり)
この物語の主人公。28歳 男性。中性的な容姿で、やや細めの中性中肉。
基本文系なので運動能力はあまり高くなく、筋肉もやや少なめ。頭脳明晰で生真面目で忠義に厚い性格からか、若いながらも宰相という官職を任されている。
その為、周りにいる重鎮家臣の目を気にしてか、ほんの少しだけプライドが高め。(本人は気づいていないが
実際は「顔が好み」だという女王の一言で官職が決まったとの噂もあり、
重鎮家臣たちは同情と応援が混じった目であたたかく見守っているだけであったりす)少々人付き合いが苦手で友人も少ない方だが
懐いた相手には分かりにくくデレるなど、ツンデレ気質も持っている。攻め エドワード・バーントアンバー(音声なし)
34歳 男性。
国管轄の騎士団に所属する騎士。男らしい容姿で、身体は筋肉質でがっちりしている。
クリスとは対照的に頭を使うことはあまり得意ではなく
人懐っこく、誰とでも親しくなれる大型犬のような青年。クリスとは、実家が隣同士で幼馴染。軽口を叩き合えるぐらい仲がいい。
実は10年以上、クリスに対してある想いを隠し続けているらしい。
おそらく、少々こじらせている。【おまけ】
女王 クローディア・ヴァーミリオン(音声なし)
29歳 女性。
5年前、若くしてヴァーミリオン王国の最高権力者になった女性。
前国王の娘。前国王と王妃は存命中であり、第2の人生と言いながら世界一周の旅をしているらしい。作中では自由奔放で身勝手な女王とされているが
作中の時間枠より2年前までは家臣や民から慕われるほどの名君であった。その2年前、彼女はクリスを宰相に任命。
クリスが宰相に任命されたことをきっかけとしてなのか
それからは振舞い方が180度変わり、家臣たちに無理難題な命令を下すようになった。実は幼少期に、自身が変装した状態でクリスとエドワードに出会っている。