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全部任意のお題部屋×六年片想いの体育会系同期、理屈っぽい眼鏡経理がとろけるまで
食品商社の経理部・月岡玲(28)と営業部・真柴剛志(28)は、入社六年目の同期にして社内きっての犬猿の仲。毎月、雑な精算書を突き返す月岡と、文句を言いに来る真柴。会議では司会役がそっと間に座るのがお約束だ。
ところがある朝、二人が目を覚ますと、そこは継ぎ目のない真っ白な部屋。ベッドと冷蔵庫とモニター、取っ手のない扉。プレートには「この部屋のお題は、すべて任意です。やらなくても、二十四時間たてば扉は開きます。途中でやめても、扉は開きます」。
最初のお題「お互いの好きなところを10個ずつ」で、真柴はカウンターが10/10で止まっても言い続け、とうとう「好きなんだよ、お前が。入社式で隣に座ったときから、ずっと」。続くお題は「乳首で3回イってください」。「やらなくても、明日になれば出られる。俺は、待ってもいい。お前が嫌なことは、一個もしねえ」と言う真柴に、月岡は眼鏡を押し上げて答えた。「……二十四時間も待つのは、非効率だ。……お前となら、やる」。
登場人物
■月岡 玲(つきおか れい) 28歳
食品商社の経理部。173cm、銀縁眼鏡。理屈っぽく口が悪い几帳面な性格で、精算書の不備は一円も見逃さない。男性経験はない。真柴の雑な精算書に毎月眉間にしわを寄せながら、彼が経理部に来るのを少しだけ楽しみにしている。■真柴 剛志(ましば つよし) 28歳
同じ会社の営業部。186cm、元ラグビー部の分厚い身体。声がでかく雑だが、誰かが困っていれば一番に声をかける面倒見のいい男。入社式で隣に座った月岡に、六年間ずっと片想いしている。照れながらも好きだと何度でも言う、まっすぐな攻め。











